3.原料の素材のクオリティ
お米や穀類、果物などがどのような栽培方法で作られたかという問題です。その素材が腐敗していくものか発酵できるものかどうか。自然栽培の野菜で腐敗実験したデータがあります。自然栽培の野菜は朽ちてゆき肥料、農薬を使う農法のものは腐っていきます。お米で実験すると自然栽培のものは甘酒のようないい香りを放ち発酵していきます。農薬や肥料を使う農法のものは悪臭を放ち腐っていきます。発酵食品の場合、この腐っていくものではなく発酵する力を持つ本来の自然栽培のものということが理想です。
このように本来の発酵食品を生活に取り入れることが重要です。
このような素晴らしい発酵食が今失われつつあるのです。消費者が安さを求め、メーカーは利益を求め大量生産となり本来の発酵食は発酵もどきへと変化していきました。本来一年かけて作られる味噌が二ヶ月ででき半年や一年かけて作られる酢は一日でできてしまうのです。
そしてガンやアトピー、花粉症などのアレルギー、化学物質過敏症が増えているのも、家庭から本物の発酵食が失われたことと関係あると思えてしかたありません。
人は菌の中にもともと生きています。腸内菌は120兆個います。皮膚にもびっしり常在菌が覆っています。鼻の粘膜にも菌がいます。こうした腸内菌や皮膚常在菌が様々な異物が体内に侵入することを水際で食い止めているのです。菌と仲良くすることが自然に学ぶ健康の基本なのです。菌を殺すことの代表が抗生物質です。これを使うと体の中での良い働きをしている菌まで殺してしまいカビとか菌の繁殖を許してしまう危険性もあるとか。
まとめ
発酵食品はできるなら自然栽培の生きた発酵する力を持った原料を、天然の菌たちで発酵させた発酵食品を選びましょう。当然、無添加で非遺伝子組み換えのものが望ましいです。
それはスーパーで買うものより二倍、もしくはもっと高いかも知れません。しかしそれは本来の値段なのです。それは体の値段、命の値段なのです。安いことに裏があるということを理解することが大切です。
ちなみに晴れる家cafeでは自然栽培の大豆を原料にわらについた天然菌で納豆を自家製しています。
蔵付きの天然の麹菌で甘酒を造っています。まさに飲む点滴しかも美味しいです。それでスイーツも作っています。
またその蔵付き天然麹菌の麹で作った自然栽培味噌で料理していますし販売しています。ご利用ください。
ぜひあなたの食生活に神様がこの地上に与えてくれた菌という素晴らしい微生物の恵みによって作られた発酵食を見直してみましょう。
参考書「日と水と土」河名秀郎著、「薬の常識は嘘だらけ」三好基晴著